タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら [DVD] アラン・テュディック,タイラー・ラビン,カトリーナ・ボウデン,イーライ・クレイグ トップ・マーシャル 売り上げランキング : 9013

皆様こんばんは！

突然ですが！
皆様お寿司の炙りは好きですか？クレームブリュレや焼き鳥は？
何を隠そう、爪切りは「炭火焼きマニア」なのです。
いや、公言してるけどね。
もうちょっと砕けた言い方をすれば、炙り好きなのです。
別に炭火焼きじゃなくてもいいの。何か焦げてればＯＫ（←ABOUT

というわけで、キッチンバーナーを買いました。
実は二度目です。一度目は大失敗しました。
自宅に店が開けるくらいの１００円ライターがあったので、それを活用できるバーナーという
難易度の高い希望を持って探した所、燃料が１００円ライターでいいというバーナーを発見。
喜々として注文したのはいいですが、こんなのでした。



ちっせぇな、ヲイｗ

で、でも。これで炙れるはずとウズウズしながら夜を待ち、
昼に用意しておいたサーモンのお刺身をいざ炙ることに…。炙ること数分

何か半煮えになってきた…orz
そうです。クッキング用ではないミニバーナーなので
（アウトドアで使用したり、線香に火をつけるのにGood！と記載されていた品）
焦げる前に半焼けになってきたのです。
「お前の本気はこんなもんじゃないはずだ！！」と心で叫び、しつこく炙っていたら、
サーモンがただのシャケ（レッドウォーリアーズではない）に変身していました。
その後、食卓に並べ気まずい雰囲気の中食べた所、とっても生臭くてまずかったです。
皆の冷たい視線に耐えれなかった爪切りは心の中でリベンジを誓いました。

そして二回目に皆の制止を振り切って購入したのがコレです。



見るからに立派。なんと言っても燃料がガスボンベです。
これさ、フェーズ７になってゾンビ溢れたとき武器として使えるんじゃね！？
いい買い物したわ～ﾜｧ──ヽ(〃v〃)ﾉ──ｲ!!

再度サーモンを買ってきて炙ったところ、恐ろしいほどの炎を吹き出して、数秒で焦げ目がつき、
美味しい炙りサーモンになりました。大満足！！！

それ以来、爪切りの中で「何か炙るものない？」が口癖になりました。
毎日何かを炙りたくて仕方ありません。この気持ち、どうしたらいいの？

はい。えらい長く日常を綴ってしまいました。
どうしてもバーナーの素敵さをアピールしたかったのです。
冷めた恋人との仲を熱いロマンスで彩りたい方、爪切りにご一報下さい。
バーナーを持ってご自宅へ伺わせて頂きますｗ（焦げたらごめんね）



さてさて、映画レヴューに戻ります。
恋愛から遠ざかって早１０何年。
観る映画といったら、恋愛とはほど遠いホラー・アクション・スプラッター系なので、
ロマンスの神様＠広瀬香美にも愛想を尽かされている爪切りですが…。
たまにはラブストーリーがいいだろうと思いまして（←何で）
本日はワイルドバージョン電車男っぽい恋愛映画を選んでみました。

今、スギちゃんブームだしね！（ちょっと下火だけど）
まずは見て下さい。主人公がこんなにワイルド！！



でも実は人見知り（特に女相手！）で、とっても心の綺麗な優しい奴なんです。
しかし、如何せんルックスがワイルドすぎて恋愛とはほど遠い。
そんなダメな男が美女をゲットするという夢のような物語です。
（↑ここら辺のダメっぷりを「電車男」と書いたので、実際はネット関係の話ではありません）

そこのワイルドすぎて彼女ができないキミ！！
無駄にジーンズに穴を開けたり、幾何学模様柄のバンダナを頭に巻いてる場合じゃないよ！！
この映画を観ればきっとステキな彼女が出来る！！（当社比）

というわけで本日の映画は「タッカーとデイル」です。

早速あらすじを載せておきます。
とても仲がいい中年男のタッカー（アラン・テュディック）とデイル（タイラー・ラビーン）は、手に入れたばかりの別荘で休暇を過ごすため森へやって来る。しかし、同じころに近所にキャンプに来た大学生グループから、森の奥深くに住む殺人鬼と勘違いされてしまう。さらに、二人が川でおぼれかけていた女子大生を救出したことが誤解を招き、思いもよらぬ事態へと発展していく。
ヤフー映画紹介からお借りしてきました。

幼馴染みのモテない中年男二人の仲良しっぷりも見所ですが、
今回は恋愛映画における重要ポイントに沿って詳細あらすじご紹介していきたいと思います。


重要ポイント１　～出会い～

どんなラブストーリーでも「出会い」は最初の重要ポイントですよね？
「出会い」には二通りあって
最初からお互いに気になってラブモードに染まる「一目惚れバージョン」そしてもう一つは
出会いの印象が最悪な所から始まり、
徐々に互いを好きになる「気づいたらラブバージョン」です。
他にもあると思うけど、細かいことは置いておこう。
この映画は後者「気づいたらラブバージョン」になっております。

二人の出会いをチラリと覗き見してみましょう。

相手側グループはホラー映画恒例のバカな若者達です。
これまた定番、事件が起きる森に行く寸前の最後のガソリンスタンド兼スーパーに立ち寄る所から始まります。あのきったないいつもの場所ね。

グループ男がいるにも関わらず、勇気を出してナンパしにいったデイル。
とびっきりの褒め言葉「いいクーラーボックスだ」を口に出すも、
逃げるように立ち去ろうとする女の子達。
出会いの時点では、デイルは「(*･ω･*)」相手は「ｶﾞｸｶﾞｸ((( ；ﾟДﾟ)))ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ」といった感じです。



そりゃそうだ。
死に神の鎌みたいのを持ってナンパしに行く馬鹿がいるかよ！と観ながらツッコむべき箇所です。
でも許してあげて。悪気は全くないから。
まぁ、最悪な出会いのほうが盛り上がるしね。
付き合ってから
「あなた、最初、鎌もってたもの。恐かったわ＞＜」
「AHAHAHA!!そうだったな。でも今は恐くないだろう？君に首ったけのただの男さ」
「そうね。こんなにワイルドで優しい恥ずかしがり屋さんだものね♪」
「その通りさハニー。刈り取るのは首じゃなくて、君のハートだけだぜ」
何て会話が出来ますし。
しないけど。


出会いを無事に果たした二人は一度は別れ、
タッカーとデイルは目的地→崩れかけの、
しかし、二人にとっては最高の秘密基地になる別荘を訪れます。
手をついて体重をちょっとかけるだけで崩れる柱やら、
前に住んでいたらしき殺人鬼の名残を残す新聞記事の切り抜きが貼られた壁等、
スラッシャー系の映画の殺人鬼が身を隠している「よくある小屋」の設定は笑えてとても楽しい。
クライモリや１３金、ウルフクリークと揃ってこういう小屋でしたよね。

オプションで、「殺った奴らから奪った品倉庫」もよくありますが、
今回はそこはありませんでした。
その小屋をまず掃除して快適に過ごそうとハッスルするタッカーとデイル。
蜘蛛の巣を払い散らかったゴミを片付け一日目は日が暮れます。
夜には趣味の釣りにでかけ、そこで重要ポイントに突入！！

重要ポイント２　～ハプニングからの再会、そして急接近～

のんびり釣りをしつつ、昼間の女の子達可愛かったな～と想いをはせていると、
ナントちょっと向こうで例の女の子グループがキャッキャウフフしているじゃありませんか！
しかもデイルのお気に入りの一人の女の子がちょっとした岩の上で下着姿になっている途中。
見に行こう！と積極的なタッカーに対し、
「いやいや、今は俺らに見られたくないと思うし、覗き見はよくない＞＜」と
どこまでもお人好しなデイル。

しかし、そんなデイルを無視してタッカーは船をこいで女の子に近づきました。
近寄っている途中で気づかれ、女の子（アリー）は悲鳴を上げて
勝手に　岩から足を滑らせ湖にまっさかさま。
慌てて助けに入ったタッカーとデイルは無事アリーを救助しますが、
そこをグループの他のメンバーに見られてしまいます。



はい、彼女ゲット！！

いやいや、誘拐じゃないよ。助けたんだよ。

人間の思い込みって結構頑固な物です。
出会いの鎌の時点で「危険人物」とみなされているタッカーとデイルが受ける、
彼らからの眼差しはもう、「殺人鬼」以外の何者でもありません。
若者の一人がキャンプファイヤーで話していた話
「昔この湖で惨殺事件があったのさ」が効いている展開です。

殺人鬼と思われたのはちょっとした（ちょっとじゃないｗ）誤算ですが、
結果的にデイルとアリーは思わぬ形で再会→急接近出来ました。
いやぁ～。めでたい。

重要ポイント３　～誤解を解きながら生まれる意外なトキメキ～

人間見た目とギャップがあればあるほど、そのギャップがプラスな事であればあるほど
、それに気づいたとき「おぉ！」とトキメキを感じる物なのです。
連れ帰ったアリーをベッドへ寝かせ、アリーが目覚めると手作り朝食を運ぶデイル。
お花を摘んできて添えるとか、めっちゃけなげ！可愛すぎる！



うちにもデイル一匹下さい！！（一匹！？

最初は怯えていたアリーですが、次第にデイルがいい奴な事に気づき始めます。
相思相愛になったデイルとアリソン。
後は、殺人鬼だと思って友人を救うついでに成敗にこようとする友人グループの誤解を解くだけ。

もうここで恋愛映画としてのストーリーは一応完結します。

ここから始まるのがこの映画の売り、【運の悪い奴ら】のくだり。

運が悪い人っているよね。
土日の数時間限定で右折禁止の曲がり角を、指定時間の数十分前に右折してしまい、
警察に捕まるとか。あ、これ、先週の自分ですけどね。
でも、タッカーとデイルの運の悪さはこんなもんじゃありません。

ウルトラハイパー運が悪い。
ある意味、友人グループが運が悪いといったほうがいいのかもしれないけども･･･。

アンラッキー１

デイル達が住む別荘へ一番乗りで偵察にきた男子Aの目の前で。
その頃【たまたま】チェーンソーで【たまたま】蜂の巣が中にある木を伐採していたタッカー
怒った蜂の軍団がタッカーめがけて攻撃してきたから大変！タッカーはチェーンソーをもったまま
あわばばばば(>o<)となり、蜂を追い払おうとチェーンソーを振りかざしながらダッシュしてしまいます。



そんなタッカーを見てレザーフェィス（悪魔にいけにえ）的な物と勘違いした友人グループがダッシュで逃げる。
パニクって逃げているものだから、男子Aが【勝手に】木に突き刺さって死亡します（笑）
ホント馬鹿！

アンラッキー２

逃げていってしまった友人にメッセージを残しておこうと提案するデイル。
途中にある切り株に、メッセージを刻んでおきます。



イヤ、マテマテｗ
【おめぇのダチ預かってる】とか、何でここだけ無駄にワイルド！？
斧で文字を刻むの大変だったのわかるけど、もうちょっと説明しようよ！
例えばだな
【初めまして！友人が怪我をしたので連れてきています。迎えお待ちしています】とかさ。
うーん。なんかこれはこれで怪しい罠のような気もするけど･･･。
というわけで、絶賛恐怖植え付け中。

アンラッキー３

野外トイレを作ろうと、仲良く穴を掘っているアリソンとデイル。
それの材料の木をウッドチッパーで加工しているタッカー。
そこへまたしても友人がやってきます。勿論アリソンを助けに。
まずはサクッと男子Bが突撃してきて、サクッと勝手に死亡。

続いて男子Cが背後からタッカーに襲いかかろうとするも･･･。
的が外れて【勝手に】ウッドチッパーに頭から特攻。


この映画一番の爆笑スプラッターシーンです。


アンラッキー４

あまりの惨劇に泣き出すデイル。
「これは大学生の集団自殺に違いない！」と結論づけるタッカー。
とにかく何処かに死体を隠そうとウッドチッパー野郎の死体を引きずっている二人の所に、
【タイミングよく】友人グループが連れてきた警察が登場します。



仕方なく本当の事を話すが、信じてくれるはずもなく･･･。
警察はアリソンを確認するために小屋に入った所で

崩れかけている柱に手をつき落下してきた釘付きの木材が頭に突き刺さり死亡。
↓
その警察かの死体から銃を抜いて意を決して発砲しようとした男子Dが、
安全装置を外しておらず色々いじっていたら、謝って自分の頭部に発砲→死亡。
↓
驚くほどのコンボだよ。
もうこれで格闘ゲーならWINじゃないかな！

この後、小屋を銃撃されたり、捕まったタッカーが木に吊されて瀕死になったり、
挙げ句の果てには、心理学を専攻しているというアリソンの提案の元、
話し合いの場が設けられ（←謎展開！
誤解を解こうとするも早とちりした男子Fが謝って小屋＆自分を燃やし焼死したりと、

あれ？ねぇ？ちょっとやけくそになってる？的な展開が続きます。
そして友人グループの男子E（下記写真青シャツ）が、実はマジもんの殺人鬼の血を引く男で、
変貌して襲いかかってくる事に。
（オープニングシーンの手ぶれムービーはここに繋がっています）
（デイル達の別荘はその当時の殺人鬼（男子Eのパパ）の住処だったのです）

意外な展開を盛り込んでみました(｀・ω・´)ｷﾘｯ
という制作側の意図とは反対に、
ぶっちゃけここらへんのくだりはいらなかったような気がします。
だいぶお腹いっぱいの所に、背脂がたっぷりのとんこつラーメンを出された感じ。
詳細はご鑑賞下さい（笑）



あんなにいた友人グループご一行は、見事に全員死亡という、笑えるけどシュールな映画ですが、
最後にはハリウッド恋愛映画も真っ青なラブいラストで幕を閉じます。



デイル良かったね！！
って、んなわけあるかーｗ

最高にお馬鹿な映画でした。うん。
良かったら応援お願いします～